皆さん、こんにちは!田川の健心整骨院 院長の坂元です😊
先ず初めに、今回の私のブログは色んな思いを書き綴ったため、長編になってしまい読みづらく
なりますが、どうか読み続けてくれたら幸いです。
先週、安倍総理から39県の緊急事態宣言解除の報道がなされました。
この事については、皆さんそれぞれの地域や立場によって、様々なご意見をお持ちだと思いますので、
個人的な意見をここでは述べませんが、私は少し話題を変えて、「ウィルス&人間のこれまでとこれから」について述べたいと思います。
新型コロナウィルスの流行が世界的な問題となり思うのは、最前線で対応している医療従事者や研究者のことです。
スペイン風邪が大流行した約100年前は、まだまだ電子顕微鏡などの科学は進歩しておらず、ウイルスを特定することは技術的に不可能でした。
ですから数多くの医療従事者や研究者が、未知の感染症を克服するために危険な状況下で、試行錯誤を繰り返してきました。
そんな多くの医療従事者や研究者の犠牲の上に今の医学が進歩してきた歴史を顧みると、未知の感染症と闘い、命を散らした方々には敬意を表したいです。
患者さんは多くの医療従事者の努力で助けられ、研究者同士の切磋琢磨から、最終的に新しいウイルスの発見やワクチンの開発にも結びつくのですが、
医療は結果を求められます。しかし、残念な結果に終わったとしても、成功に至るまでのプロセスもまた重要だと思います。そういう意味で全ての医療従事者や
研究者の貢献は多大なものがありますし、現代の感染症克服にも多くの示唆を与えて下さっていると私は思います。
新型コロナウィルスには今のところまだ有効なワクチンはありませんが、遅かれ早かれ数多くの研究者によってワクチンも開発されることと思います。
けれども、ひとたび罹患すれば対症療法(これといった対策法が無いため)が中心になるのは、どの感染症も新型肺炎も、今も昔も変わりません。
そう考えると、見えない感染症との闘いの凄まじさは、時代を超えて共通であると言えます。そんなことを考えているうちに、私も医療従事者の端くれとして、
「今、健心整骨院には何が出来るのか?」という疑問が浮かび、今のこの時期だからこそ、自分自身に問うてみました。
その答えに気付くのに、そんなに時間は要しませんでした。何故ならば、その答えは健心整骨院の治療理念の中にあったからです。
健心整骨院の治療理念は「私たち健心整骨院はありがとうがあふれる院づくりを目指し、地域の人々へ健康と心の癒しを与え続けることを志します」です。
当初、この治療理念を副院長の阿部と一緒に考えたのですが、今更ながら素晴らしい治療理念を作ってたんだなあと思い、嬉しく思いました。
健心整骨院に関わる全ての皆さんを、治療理念に則って大切にしたいと切に思いました。皆さんにとって本当に大切なものは何ですか?
誰もが今まで通りの生活スタイルを変えざるを得なくなっています。
何が最善の対応なのか、専門家も手探りの中です。国は本気で庶民のいのちを守ってくれるでしょうか?
答えの無いまま、様々な見解が飛び交う中で、一人ひとりが考えて行動していくしかありません。
ひとつひとつの場面で自分は何を選択し、何を優先するのか?もしかすると、それが人の生死を分けるかもしれません。
これまでのあたりまえの日常が崩れていく中で、健全な生活って何でしょうか?死に至る感染症の大流行を目の前にした時、人の幸せって何でしょうか?
未知の感染症から免れるために今私たちに出来る事は、感染した人と接触しない、外出を控えマスクや手洗いでウィルスと接触しないようにすることで、
結局のところ人類は所詮、地球上の生き物のひとつにすぎないのだと思い知らされます。
自分だけの都合や自分たちだけの利害だけで動けば、感染は広がり混乱は深まり長期化するのは目に見えています。自分は無症状や軽症で済んでも不用意に感染を広げれば、
高リスクの人たちや医療従事者を更なる危険にさらすことになります。その影響は結局、巡り巡って自分へと還ってくるでしょう。
マスクや医療品を奪い合うより、今それが必要な人に、必要な時に届くことが、全体としての混乱を最小限へと導きます。
自分の身は守らなくてはならないけれど、自分のことだけ考えていると自分の身を滅ぼします。自分以外の他者のいのちを等しく大切に思うことが、
自分のいのち=皆のいのちを大切にすることになるのではないでしょうか?
人類はいま多様ないのちの共生の社会へ、大きく舵を切る時なのだと思います。
お金がすべての経済優先主義、人を突き落としても自分さえよければいいという利己主義がはびこり、貧困と格差の拡大、環境破壊、戦争、差別など、
人類全体がおかしくなっています。強い者勝ちの競争のなかで、いのちが軽視され、弱者を切り捨て、虐待やいじめ、過労死、
心の病、、、みんなが苦しくなっているのだと思います。生きる希望や喜びが見えにくくなっています。
お金の原理からいのちの原理へ。いま私たちの意識を、すべてのいのちが等しく大切にされる<共生>に変化すべき時なのだと思います。
幸せとはお金でも競争を勝ち抜くことでもなく、共に生きることだと思います。
多様な個性を受け入れあい、時に喧嘩もしながらも、ともに生きる家族や友人、人と人のつながりはかけがえのない人生の宝物です。
災害でも病気でも、今回のような一斉休校でも、「困った時はお互い様」で助け合える人と人のつながりがいのちを守り、輝かせ、人生を豊かにします。
家族や大切な人と心を交わしあうこと、支えあうこと、補いあうこと、わかちあうこと、共に生きること、それが生きる喜び、生きる希望です。
オリンピックの延期が決まりましたが、それが延期で済むのかどうかは今は全くわかりません。この未知の感染症の影響がいつまで続くのか?
どこまで深刻化するのかわかりません。昔のように「困ったときはお互い様」の心で日々を生きることが出来れば、いつかきっと再び楽しく過ごせる日が訪れるでしょう。
ひとりひとりの選択が、今後の皆さんの未来を左右します。
三方良しの精神で、いのちの共生のなかで、支えあい共に生きていきたいです。そんな事を切に願いながら、兎にも角にも、
早く以前の様な穏やかな日常が戻って来るよう祈っております。